【 ぼっくすみゅらーほう (Box-Muller method) 】
G.E.P. BoxとM.E. Mullerが1958年に発表した正規乱数の発生法.
2個の独立な標準一様乱数を変換して,
標準正規分布に従う2個の互いに独立な乱数を生成する.
2次元の正規分布(相関は無いものとする)の密度関数を極座標で表すと,
角度は[0, 2π)上の一様分布,
動径の2乗は平均が2の指数分布に従うという事実を利用している.
他の方法に比べると必ずしも速くは無いが,
単純でプログラムが簡単であるという利点がある.