「仕事量保存型サービス」の版間の差分

提供: ORWiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
 
(3人の利用者による、間の4版が非表示)
1行目: 1行目:
'''しごとりょうほぞんがたさーびす (work-conserving service)'''
+
'''しごとりょうほぞんがたさーびす (work-conserving service) '''
  
待ち行列モデルのサービス規律で, 待っている客のサービス要求量がシステムの状態に応じて変化しないものをいう. 例えば, 一旦行列に並んだ客がサービスを受けずに去る場合や, サービスが中断されたときに余分なサービス時間が必要となる場合は, このサービス規律に入らない. ただし, 実際にかかるサービス時間は変わってもよい. 例えば, プロセッサーシェアリングでは, 客数に応じて個々の客のサービス処理率が変化するので, 実際のサービス時間は変化する.
+
[[待ち行列モデル]]の[[サービス規律]]で,
 +
到着した[[客]]のサービス要求量がシステムの状態に応じて変化しないものをいう.
 +
例えば,客がサービスを受ける前に去る場合や,
 +
サービスが中断されたときに余分なサービス時間が必要となる場合は,
 +
このサービス規律に入らない.
 +
ただし,実際にかかるサービス時間は変わってもよい.
 +
例えば,プロセッサーシェアリングでは,
 +
客数に応じて個々の客のサービス処理率が変化するので,
 +
実際のサービス時間は変化する.
 +
 
 +
[[category:待ち行列ネットワーク|しごとりょうほぞんがたさーびす]]

2008年11月9日 (日) 18:17時点における最新版

【 しごとりょうほぞんがたさーびす (work-conserving service) 】

待ち行列モデルサービス規律で, 到着したのサービス要求量がシステムの状態に応じて変化しないものをいう. 例えば,客がサービスを受ける前に去る場合や, サービスが中断されたときに余分なサービス時間が必要となる場合は, このサービス規律に入らない. ただし,実際にかかるサービス時間は変わってもよい. 例えば,プロセッサーシェアリングでは, 客数に応じて個々の客のサービス処理率が変化するので, 実際のサービス時間は変化する.