「逐次2次計画法」の版間の差分

提供: ORWiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
("逐次2次計画法" を保護しました。 [edit=sysop:move=sysop])
 
2行目: 2行目:
  
 
逐次2次計画法は70年代から80年代にかけて研究された一般の制約付き最適化問題の解法である. この方法は, ラグランジュ関数を2次近似し, 制約条件を1次近似して得られる2次計画問題を解いて探索方向を求め, その方向に進むことを繰り返す.  ステップ幅は, 厳密なペナルティ関数を減少させるように定める.通常, 準ニュートン法と組み合わせて用いられる. 小, 中規模問題に対して特に有効とされ, 現在でも広く用いられている.
 
逐次2次計画法は70年代から80年代にかけて研究された一般の制約付き最適化問題の解法である. この方法は, ラグランジュ関数を2次近似し, 制約条件を1次近似して得られる2次計画問題を解いて探索方向を求め, その方向に進むことを繰り返す.  ステップ幅は, 厳密なペナルティ関数を減少させるように定める.通常, 準ニュートン法と組み合わせて用いられる. 小, 中規模問題に対して特に有効とされ, 現在でも広く用いられている.
 +
 +
[[Category:非線形計画|ちくじにじけいかくほう]]

2008年11月13日 (木) 12:15時点における最新版

【ちくじにじけいかくほう (sequential quadratic programming (SQP) method)】

逐次2次計画法は70年代から80年代にかけて研究された一般の制約付き最適化問題の解法である. この方法は, ラグランジュ関数を2次近似し, 制約条件を1次近似して得られる2次計画問題を解いて探索方向を求め, その方向に進むことを繰り返す. ステップ幅は, 厳密なペナルティ関数を減少させるように定める.通常, 準ニュートン法と組み合わせて用いられる. 小, 中規模問題に対して特に有効とされ, 現在でも広く用いられている.