「確率過程のタイト性」の版間の差分

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'''【かくりつかていのたいとせい (tightness of stochastic process)】'''
 
'''【かくりつかていのたいとせい (tightness of stochastic process)】'''
  
確率過程$\{X(t)\}$は状態空間$S$を持ち, $S$には距離が定義されているとする. 任意の正の数$\epsilon$に対して, 十分大きな$S$の有界な閉部分集合$K$を取ると, 任意の時刻$t$について\[  \mbox{P}(X(t) \in K) > 1- \epsilon \]が成り立つことをいう. 確率過程$\{X(t)\}$が安定であることを表している.
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確率過程<math>\{X(t)\} \,</math>は状態空間<math>S \,</math>を持ち, <math>S \,</math>には距離が定義されているとする. 任意の正の数<math>\epsilon \,</math>に対して, 十分大きな<math>S \,</math>の有界な閉部分集合<math>K \,</math>を取ると, 任意の時刻<math>t \,</math>について
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\mbox{P}(X(t) \in K) > 1- \epsilon  
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が成り立つことをいう. 確率過程<math>\{X(t)\} \,</math>が安定であることを表している.

2007年7月11日 (水) 20:45時点における版

【かくりつかていのたいとせい (tightness of stochastic process)】


確率過程は状態空間を持ち, には距離が定義されているとする. 任意の正の数に対して, 十分大きなの有界な閉部分集合を取ると, 任意の時刻について

が成り立つことをいう. 確率過程が安定であることを表している.