確率的分解定理

提供: ORWiki
ナビゲーションに移動 検索に移動

【かくりつてきぶんかいていり (stochastic decomposition theorem)】

M/G/1 待ち行列等のバケーションサーバモデルにおいて, 適当な条件の下で, バケーションモデルの平衡状態における客数分布が, 対応するバケーションのないモデルの平衡状態における客数分布と, バケーション期間のみに依存する客数分布のたたみ込みに分割できるという定理.サービスが先着順に行なわれ, バケーションが将来の到着過程に依存しない場合には, 客の待ち時間の分布関数のラプラス・スチルチェス変換についても同様の分解定理が成り立つ.