事後条件付き決定過程

【じごじょうけんつきけっていかてい (a posteriori conditional decision process)】

不確実性の下でシステムが多段的に推移する中で, 非加法的再帰型評価の期待値を最適化しようとするとき, (今日からの期待効用)が(今日の効用)と(明日からの期待効用)に分けられないとする. このとき, 後ろ向きに各段において条件付き期待値をとった逐次決定過程を条件付き決定過程という. 特に, 決定の「後に」条件付き期待値をとったとき, 事後条件付き決定過程という. ライフサイクル消費理論, ファジィ動的計画などに現れる.