タカーチ, ラジョス

提供: ORWiki
ナビゲーションに移動 検索に移動

【たかーち, らじょす (Takács, Lajos)】

待ち行列理論の古典的名著Introduction to the Theory of Queuesの著者として有名であり, 単一窓口の各種待ち行列モデルに対して確率母関数とラプラス・スチルチェス変換を用いた統一的解析を行った. 特に, M/G/1モデルにおける仮待ち時間または残余仕事量に対する積分微分方程式を導出し, 「タカーチの積分微分方程式」と呼ばれている. また, 投票定理(ballot theorem)を中心とする組合せ法(combinatorial method)を待ち行列理論へ応用した(1924- ).