シミュレーテドアニーリング法

【しみゅれーてどあにーりんぐほう (simulated annealing)】

局所探索法を実行する過程に確率的な振る舞いを加え局所最適解に陥らないようにした手法. ある確率で現在の解よりも悪くなるような移行も許し, その確率を温度というパラメータで制御する. アニーリングとは加熱炉内の固体の冷却過程における性質であり, この過程に発想を得ている. 1983年にカークパトリック (Kirkpatrick) らによって組合せ最適化問題の近似解法として提案された.