【 くーぷまんもんだい (Koopman problem) 】
B.O.Koopmanが1957年に最初に提起した探索努力の最適配分問題である. 探索空間全体を X = ( − ∞ , ∞ ) {\displaystyle X=(-\infty ,\infty )\,} , 点 x ∈ X {\displaystyle x\in X\,} に目標物が存在する確率密度を p ( x ) {\displaystyle p(x)\,} とする. 点 x {\displaystyle x\,} に投入する探索努力密度を φ ( x ) {\displaystyle \varphi (x)\,} とするとき, ここに存在する目標物を確率 1 − exp ( − φ ( x ) ) {\displaystyle 1-\exp(-\varphi (x))\,} で探知できると 仮定する. このとき,探索努力総量 Φ {\displaystyle \Phi \,} の制約下で 目標探知確率最大化の探索努力密度を求める次の問題のこと.
max { φ ( x ) } ∫ X p ( x ) [ 1 − exp ( − φ ( x ) ) ] d x . {\displaystyle \max _{\{\varphi (x)\}}\int _{X}p(x)[1-\exp(-\varphi (x))]dx.\,}
ただし, φ ( x ) ≥ 0 , ∫ X φ ( x ) d x = Φ {\displaystyle \varphi (x)\geq 0,\displaystyle {\int _{X}\varphi (x){\mbox{d}}x=\Phi }\,} .