【 りゅうたいきんじ (fluid approximation) 】
待ち行列やそのネットワークおいて, 客の動きを連続的な量である流体で近似すること. 一般に客の数が多くサービス時間が短いモデルによく当てはまる. 待ち行列のように状態(またはその重要な構成要素)が離散的である 確率過程においては, 状態空間と時間軸を同じスケールで縮小したときの 極限過程として流体近似が得られる. このようにして得られた極限過程は, 大数の法則によって,一般に確定的な標本関数を持つ.