「幾何ブラウン運動」の版間の差分

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'''【きかぶらうんうんどう (geometric Brownian motion)】'''
 
'''【きかぶらうんうんどう (geometric Brownian motion)】'''
  
$S_t$を時刻$t$における危険資産価格とする. $S_t$が次の確率微分方程式
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<math>S_t\,</math>を時刻<math>t\,</math>における危険資産価格とする. <math>S_t\,</math>が次の確率微分方程式
  
\[ {\mbox{d}}S_t=\mu S_t {\mbox{d}}t +\sigma S_t {\mbox{d}}B_t \]
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<math> \mathcal{d}S_t=\mu S_t \mathcal{d}t +\sigma S_t \mathcal{d}B_t \,</math>
  
にしたがうとき, 幾何ブラウン運動という. ただし$B_t$は標準ブラウン運動, $\mu$,$\sigma$は,ある一定の係数とする. 時点$0$での株価を$S_0$とすると, $S_t$の解過程は
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にしたがうとき, 幾何ブラウン運動という. ただし<math>B_t\,</math>は標準ブラウン運動, <math>\mu\,</math>,<math>\sigma\,</math>は,ある一定の係数とする. 時点<math>0\,</math>での株価を<math>S_0\,</math>とすると, <math>S_t\,</math>の解過程は
  
\[S_t=S_0 \exp \{(\mu - (1/2) \sigma^2 )t+\sigma B_t \} \]
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<math>S_t=S_0 \exp \{(\mu - (1/2) \sigma^2 )t+\sigma B_t \} \,</math>
  
 
で与えられる.
 
で与えられる.

2007年7月12日 (木) 00:23時点における版

【きかぶらうんうんどう (geometric Brownian motion)】

を時刻における危険資産価格とする. が次の確率微分方程式

にしたがうとき, 幾何ブラウン運動という. ただしは標準ブラウン運動, ,は,ある一定の係数とする. 時点での株価をとすると, の解過程は

で与えられる.