「シャープレイ値」の版間の差分

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シャープレイによって提唱された提携形ゲームの解概念である. 提携形ゲーム<math>(N,v)\,</math>のプレイヤー<math>i\,</math>のシャープレイ値<math>\phi_i\,</math>は
 
シャープレイによって提唱された提携形ゲームの解概念である. 提携形ゲーム<math>(N,v)\,</math>のプレイヤー<math>i\,</math>のシャープレイ値<math>\phi_i\,</math>は
  
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\phi_i = \sum_{S: i \in S \subseteq N}
 
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\{ v(S) - v(S) \setminus \{ i \}  \}
 
\{ v(S) - v(S) \setminus \{ i \}  \}
 
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で与えられるが, これは各プレイヤーがランダムな順序でゲームに参加したときのプレイヤー<math>i\,</math>の貢献度の期待値である. <math>|S|\,</math>は提携<math>S\,</math>のプレイヤーの人数である. また, シャープレイ値は4つの公理を満たす唯一の値として導出される.
 
で与えられるが, これは各プレイヤーがランダムな順序でゲームに参加したときのプレイヤー<math>i\,</math>の貢献度の期待値である. <math>|S|\,</math>は提携<math>S\,</math>のプレイヤーの人数である. また, シャープレイ値は4つの公理を満たす唯一の値として導出される.

2007年7月17日 (火) 14:03時点における版

【しゃーぷれいち (Shapley value)】

シャープレイによって提唱された提携形ゲームの解概念である. 提携形ゲームのプレイヤーのシャープレイ値



で与えられるが, これは各プレイヤーがランダムな順序でゲームに参加したときのプレイヤーの貢献度の期待値である. は提携のプレイヤーの人数である. また, シャープレイ値は4つの公理を満たす唯一の値として導出される.