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'''【たたみこみ (convolution)】'''
 
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2つの独立な確率変数 $X$ $Y$ の確率分布関数をそれぞれ $F_X(x)$, $F_Y(y)$ とすると, それらの和 $S=X+Y$ の確率分布関数は, $F_S(x)=\int F_X(x-y) \mathrm{d} F_Y(y)$ で与えられる. この操作を, たたみ込みという. $X$ $Y$ がともに離散的な確率変数, あるいはともに確率密度関数をもつ場合には, 類似の計算によって $S$ の確率関数, あるいは確率密度関数を求めることができる.
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2つの独立な確率変数 <math>X \,</math> <math>Y \,</math> の累積分布関数をそれぞれ <math>F_X(x) \,</math>, <math>F_Y(y) \,</math> とすると, それらの和 <math>S=X+Y \,</math> の累積分布関数は, <math>\textstyle F_S(x)=\int F_X(x-y) \mathrm{d} F_Y(y) \,</math> で与えられる. この操作を, たたみ込みという. <math>X \,</math> <math>Y \,</math> がともに離散的な確率変数, あるいはともに確率密度関数をもつ場合には, 類似の計算によって <math>S \,</math> の確率関数, あるいは確率密度関数を求めることができる.
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[[category:確率と確率過程|たたみこみ]]

2008年11月12日 (水) 15:30時点における最新版

【たたみこみ (convolution)】

2つの独立な確率変数 の累積分布関数をそれぞれ , とすると, それらの和 の累積分布関数は, で与えられる. この操作を, たたみ込みという. がともに離散的な確率変数, あるいはともに確率密度関数をもつ場合には, 類似の計算によって の確率関数, あるいは確率密度関数を求めることができる.