「故障率」の版間の差分

提供: ORWiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
 
(他の1人の利用者による、間の1版が非表示)
2行目: 2行目:
  
 
寿命時間が連続型確率変数のときに, その故障率 <math>\lambda (t)  \,</math> <math>(t \geq 0)  \,</math> は確率密度関数を <math>f(t)  \,</math>, 信頼度を <math>R(t)  \,</math> とすると, <math>\lambda (t) = {f(t) }/{R(t) } \,</math>と定義される. 時刻 <math>t \,</math> <math>( \geq 0)  \,</math> でシステムが故障していない (動作している)ということがわかっているとき, 引き続く微小時間間隔 <math>(t \,, t + \triangle] \,</math>内でシステムが故障する確率は, 近似的に <math>\lambda (t) \triangle \,</math> となる. 一般に故障率 <math>\lambda (t)  \,</math> <math>(t \geq 0)  \,</math> は浴槽型の曲線 (バスタブ曲線) になり,初期故障期間, 偶発故障期間, 摩耗故障期間の3つの区分に分類できる.
 
寿命時間が連続型確率変数のときに, その故障率 <math>\lambda (t)  \,</math> <math>(t \geq 0)  \,</math> は確率密度関数を <math>f(t)  \,</math>, 信頼度を <math>R(t)  \,</math> とすると, <math>\lambda (t) = {f(t) }/{R(t) } \,</math>と定義される. 時刻 <math>t \,</math> <math>( \geq 0)  \,</math> でシステムが故障していない (動作している)ということがわかっているとき, 引き続く微小時間間隔 <math>(t \,, t + \triangle] \,</math>内でシステムが故障する確率は, 近似的に <math>\lambda (t) \triangle \,</math> となる. 一般に故障率 <math>\lambda (t)  \,</math> <math>(t \geq 0)  \,</math> は浴槽型の曲線 (バスタブ曲線) になり,初期故障期間, 偶発故障期間, 摩耗故障期間の3つの区分に分類できる.
 +
 +
[[category:信頼性・保全性|こしょうりつ]]

2008年11月9日 (日) 17:35時点における最新版

【こしょうりつ (failure rate)】

寿命時間が連続型確率変数のときに, その故障率 は確率密度関数を , 信頼度を とすると, と定義される. 時刻 でシステムが故障していない (動作している)ということがわかっているとき, 引き続く微小時間間隔 内でシステムが故障する確率は, 近似的に となる. 一般に故障率 は浴槽型の曲線 (バスタブ曲線) になり,初期故障期間, 偶発故障期間, 摩耗故障期間の3つの区分に分類できる.