「混雑現象」の版間の差分

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'''【こんごうひんしゅのじゅんじょづけ (mixed model sequencing)】'''
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'''【こんざつげんしょう (congestion)】'''
  
混合品種の場合, 品種によって総作業時間が異なり, 各ステーションでの作業時間がサイクル時間を超えないような作業配分を求めると, 効率の悪いものになる. そこで, 生産量を考慮した作業時間の加重平均がサイクル時間以下になるような作業編成を求める. その結果, 品種によって大きな作業負荷が特定のステーションにかかるので, 同一品種の連続した投入を避ける必要が生じる. また, 同一種の部品の使用が続かないような順序付けも行われる.
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混雑を伴う種々の現象は, サービス要求量が一時的にサービス処理能力を超えることに起因する. そのような現象のうち, バッファによってサービス要求の超過分を吸収して処理するものは, 待ち行列の枠組みで解析することができる. これらはさらに, 超過がラッシュアワー的なものと偶然変動的なものとに分類することができ, 前者は"流体モデル"などにより, また後者は"[[待ち行列モデル]]", "在庫モデル", "ダムモデル"などによって解析される.
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[[category:待ち行列|こんざつげんしょう]]

2008年11月9日 (日) 17:42時点における最新版

【こんざつげんしょう (congestion)】

混雑を伴う種々の現象は, サービス要求量が一時的にサービス処理能力を超えることに起因する. そのような現象のうち, バッファによってサービス要求の超過分を吸収して処理するものは, 待ち行列の枠組みで解析することができる. これらはさらに, 超過がラッシュアワー的なものと偶然変動的なものとに分類することができ, 前者は"流体モデル"などにより, また後者は"待ち行列モデル", "在庫モデル", "ダムモデル"などによって解析される.