「鞍点定理」の版間の差分
ナビゲーションに移動
検索に移動
Albeit-Kun (トーク | 投稿記録) |
|||
(3人の利用者による、間の3版が非表示) | |||
1行目: | 1行目: | ||
'''【あんてんていり (saddle point theorem)】''' | '''【あんてんていり (saddle point theorem)】''' | ||
− | 2変数関数の鞍点の存在性と関連する諸条件を述べた定理. 集合 | + | 2変数関数の鞍点の存在性と関連する諸条件を述べた定理. 集合 <math>X\times Y \,</math> 上で定義された拡張実数値関数 <math>F \,</math> に対して, 点 <math>(\bar{x},\bar{y}) \,</math> が |
− | + | ||
+ | <center> | ||
+ | <math> | ||
F(x,\bar{y})\ge{F(\bar{x},\bar{y})}\ge{F(\bar{x},y)}, \quad | F(x,\bar{y})\ge{F(\bar{x},\bar{y})}\ge{F(\bar{x},y)}, \quad | ||
\forall (x,y) \in X\times Y | \forall (x,y) \in X\times Y | ||
− | \ | + | \, </math> |
+ | </center> | ||
+ | |||
+ | |||
+ | を満足するとき, <math>(\bar{x},\bar{y}) \,</math> を <math>F \,</math> の <math>X\times{Y} \,</math> 上での鞍点という. 関数 <math>F \,</math> が非線形計画問題のラグランジュ関数の場合には, 双対性理論に密接に関係する. | ||
− | + | [[Category:非線形計画|あんてんていり]] |
2008年11月6日 (木) 13:20時点における最新版
【あんてんていり (saddle point theorem)】
2変数関数の鞍点の存在性と関連する諸条件を述べた定理. 集合 上で定義された拡張実数値関数 に対して, 点 が
を満足するとき, を の 上での鞍点という. 関数 が非線形計画問題のラグランジュ関数の場合には, 双対性理論に密接に関係する.