「再生過程」の版間の差分

提供: ORWiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
 
(他の1人の利用者による、間の1版が非表示)
2行目: 2行目:
  
 
ある事象の生起間隔が独立で同一の分布にしたがう確率変数列 <math>\{ U_n \} \,</math> で与えられるとき, 時点 <math>t \,</math> までにこの事象が生起した回数 <math>N(t)=\max\{n\geq 0 | U_1+\cdots+U_n \leq t\} \,</math> を表す計数過程 <math>\{ N(t) \} \,</math> を再生過程と呼ぶ. 時点 <math>t \,</math> までの平均生起数を表す <math>\mathrm{E}(N(t)) \,</math> は再生関数と呼ばれ, 再生過程の性質を調べる上で重要な役割を果たす.
 
ある事象の生起間隔が独立で同一の分布にしたがう確率変数列 <math>\{ U_n \} \,</math> で与えられるとき, 時点 <math>t \,</math> までにこの事象が生起した回数 <math>N(t)=\max\{n\geq 0 | U_1+\cdots+U_n \leq t\} \,</math> を表す計数過程 <math>\{ N(t) \} \,</math> を再生過程と呼ぶ. 時点 <math>t \,</math> までの平均生起数を表す <math>\mathrm{E}(N(t)) \,</math> は再生関数と呼ばれ, 再生過程の性質を調べる上で重要な役割を果たす.
 +
 +
[[category:確率と確率過程|さいせいかてい]]
 +
 +
[[category:待ち行列ネットワーク|さいせいかてい]]

2008年11月9日 (日) 17:54時点における最新版

【さいせいかてい (renewal process)】

ある事象の生起間隔が独立で同一の分布にしたがう確率変数列 で与えられるとき, 時点 までにこの事象が生起した回数 を表す計数過程 を再生過程と呼ぶ. 時点 までの平均生起数を表す は再生関数と呼ばれ, 再生過程の性質を調べる上で重要な役割を果たす.