「非単調推論」の版間の差分

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真でないことが証明されない限り真とする仮定を利用しながら推論する方法を非単調推論という. 従来の推論方式は関係する完全な知識が与えられていることを前提とするが, 現実世界では不完全知識を利用しなければならない. したがって, ある程度の仮定を行いながら推論を行うが, 新しい知識によってすでに得た知識が覆される場合が多い. このように, 個々の知識の増加が必ずしも全体としての知識の増加につながらない性質を非単調性という.
 
真でないことが証明されない限り真とする仮定を利用しながら推論する方法を非単調推論という. 従来の推論方式は関係する完全な知識が与えられていることを前提とするが, 現実世界では不完全知識を利用しなければならない. したがって, ある程度の仮定を行いながら推論を行うが, 新しい知識によってすでに得た知識が覆される場合が多い. このように, 個々の知識の増加が必ずしも全体としての知識の増加につながらない性質を非単調性という.
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[[category:近似・知能・感覚的手法|ひたんちょうすいろん]]

2008年11月13日 (木) 15:17時点における最新版

【ひたんちょうすいろん (non-monotonic reasoning)】

真でないことが証明されない限り真とする仮定を利用しながら推論する方法を非単調推論という. 従来の推論方式は関係する完全な知識が与えられていることを前提とするが, 現実世界では不完全知識を利用しなければならない. したがって, ある程度の仮定を行いながら推論を行うが, 新しい知識によってすでに得た知識が覆される場合が多い. このように, 個々の知識の増加が必ずしも全体としての知識の増加につながらない性質を非単調性という.