「計算の複雑さ」の版間の差分

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「計算の複雑さ」とは, その計算が必要とする計算資源の量を, 入力の長さに対する関数としてとらえるものである. 計算のモデルとしては, チューリング機械やRAMのモデルが使われ, 資源としては計算時間と計算に必要な領域が評価される. 一般には入力によって計算に必要な資源は変化するので, 入力の長さに関して最悪の場合を考える. 微妙な議論をしている場合以外は, 関数の多項式倍程度の差は無視する場合が多い.
 
「計算の複雑さ」とは, その計算が必要とする計算資源の量を, 入力の長さに対する関数としてとらえるものである. 計算のモデルとしては, チューリング機械やRAMのモデルが使われ, 資源としては計算時間と計算に必要な領域が評価される. 一般には入力によって計算に必要な資源は変化するので, 入力の長さに関して最悪の場合を考える. 微妙な議論をしている場合以外は, 関数の多項式倍程度の差は無視する場合が多い.
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詳しくは[[《計算の複雑さ》|基礎編:計算の複雑さ]]を参照.

2007年8月8日 (水) 20:41時点における版

【けいさんのふくざつさ (computational complexity)】

「計算の複雑さ」とは, その計算が必要とする計算資源の量を, 入力の長さに対する関数としてとらえるものである. 計算のモデルとしては, チューリング機械やRAMのモデルが使われ, 資源としては計算時間と計算に必要な領域が評価される. 一般には入力によって計算に必要な資源は変化するので, 入力の長さに関して最悪の場合を考える. 微妙な議論をしている場合以外は, 関数の多項式倍程度の差は無視する場合が多い.

詳しくは基礎編:計算の複雑さを参照.