「経済性の比較原則」の版間の差分

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'''【けいざいけいさん (economy analysis)】'''
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'''【けいざいせいのひかくげんそく (fundamental principle of economy analysis)】'''
  
複数の案の中から経済的に有利な案を選択することを目的にするという観点から行われる分析のことをいう. そのためには, 経済性の比較の原則にしたがって, 分析の目的に合った利益やコストなどの会計情報を利用することが大切である. また, 意思決定のタイプに応じて判断指標をどのように使い分けるかも重要である. さらに, 長期的な問題では, 資金の時間的な価値を織り込んだ分析も必要である.
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意思決定のための分析の中心になるのは経済性の検討である. 経済性の有利さを判断するための比較の原則は次の2つである. 第1は, 比較の目的と対象(案)を明確にすることである. 第2は, 各案の間で相違する収益と費用とを, お金の流れ(資金流列またはキャッシュフローと呼ばれる)に注目してとらえることである. これらは, 問題の規模の大小, 計画期間の長短を問わず, 重要な役割を果たす基本的な原則である.
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[[category:経営・経済性工学|けいざいせいのひかくげんそく]]

2008年11月8日 (土) 20:21時点における最新版

【けいざいせいのひかくげんそく (fundamental principle of economy analysis)】

意思決定のための分析の中心になるのは経済性の検討である. 経済性の有利さを判断するための比較の原則は次の2つである. 第1は, 比較の目的と対象(案)を明確にすることである. 第2は, 各案の間で相違する収益と費用とを, お金の流れ(資金流列またはキャッシュフローと呼ばれる)に注目してとらえることである. これらは, 問題の規模の大小, 計画期間の長短を問わず, 重要な役割を果たす基本的な原則である.