「割引き」の版間の差分

提供: ORWiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
("割引き" を保護しました。 [edit=sysop:move=sysop])
 
2行目: 2行目:
  
 
将来に発生する費用, 利得, 効用などを現在価値に評価する際に用いる操作. 例えば, 離散時間では割引き因子を <math>\beta \in [0, 1)\,</math> として, <math>n\,</math> (<math>= 0, 1, 2, \cdots\,</math>) 期後に発生する費用 <math>c\,</math>  を現在価値 <math>\beta^{n} c\,</math> と評価する. 単に <math>\beta = 1/ (1 + \,</math>[無リスク利子率]<math> ) \, </math> とすることも多いが, 抽象的に, 意思決定者の時間選好, 異時点間の代替性のパラメータとみなすことも少なくない. 動的最適化を行う際の評価規範として, 割引きのある評価規範を用いることが多い.
 
将来に発生する費用, 利得, 効用などを現在価値に評価する際に用いる操作. 例えば, 離散時間では割引き因子を <math>\beta \in [0, 1)\,</math> として, <math>n\,</math> (<math>= 0, 1, 2, \cdots\,</math>) 期後に発生する費用 <math>c\,</math>  を現在価値 <math>\beta^{n} c\,</math> と評価する. 単に <math>\beta = 1/ (1 + \,</math>[無リスク利子率]<math> ) \, </math> とすることも多いが, 抽象的に, 意思決定者の時間選好, 異時点間の代替性のパラメータとみなすことも少なくない. 動的最適化を行う際の評価規範として, 割引きのある評価規範を用いることが多い.
 +
 +
[[category:確率と確率過程|わりびき]]

2008年11月14日 (金) 09:55時点における最新版

【わりびき (discount)】

将来に発生する費用, 利得, 効用などを現在価値に評価する際に用いる操作. 例えば, 離散時間では割引き因子を として, () 期後に発生する費用 を現在価値 と評価する. 単に [無リスク利子率] とすることも多いが, 抽象的に, 意思決定者の時間選好, 異時点間の代替性のパラメータとみなすことも少なくない. 動的最適化を行う際の評価規範として, 割引きのある評価規範を用いることが多い.