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'''【にゅうりょくみつど (traffic intensity)】'''
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'''【 にゅうりょくみつど (traffic intensity) 】'''
  
待ち行列モデルにおいて, 単位時間当たりにシステムに到着する仕事量の平均, すなわち, システムへのサービス要求量の平均. 例えば, 到着率が<math>\lambda\,</math>で, 個々の客の仕事量の平均が<math>\overline{S}\,</math>ならば, <math>\lambda \overline{S}\,</math>が入力密度である. また, 客が<math>1,2,\ldots,I\,</math>のクラスに分かれていて, クラス<math>i\,</math>の客の到着率が<math>\lambda_i\,</math>で, クラス<math>i\,</math>の個々の客の仕事量の平均が<math>\overline{S}_i\,</math>ならば, <math>\lambda_1 \overline{S}_1  + \lambda_2 \overline{S}_2 + \cdots + \lambda_I \overline{S}_I\,</math>が入力密度である. 標準的な待ち行列モデルでは, 入力密度を窓口数で割ると利用率が得られる.
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待ち行列モデルにおいて,
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単位時間当たりにシステムに到着する仕事量の平均,
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すなわち,
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システムへのサービス要求量の平均.
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例えば,
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到着率が<math>\lambda\,</math>で,
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個々の客の仕事量の平均が<math>\overline{S}\,</math>ならば,
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<math>\lambda \overline{S}\,</math>が入力密度である.
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また,
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客が<math>1,2,\cdots,I\,</math>のクラスに分かれていて,
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クラス<math>i\,</math>の客の到着率が<math>\lambda_i\,</math>で,
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平均が<math>\overline{S}_i\,</math>ならば,
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<math>\lambda_1 \overline{S}_1  + \lambda_2 \overline{S}_2 + \cdots + \lambda_I \overline{S}_I\,</math>が入力密度である.
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標準的な待ち行列モデルでは,入力密度を窓口数で割ると利用率が得られる.

2007年9月19日 (水) 22:05時点における版

【 にゅうりょくみつど (traffic intensity) 】

待ち行列モデルにおいて, 単位時間当たりにシステムに到着する仕事量の平均, すなわち, システムへのサービス要求量の平均. 例えば, 到着率がで, 個々の客の仕事量の平均がならば, が入力密度である. また, 客がのクラスに分かれていて, クラスの客の到着率がで, クラスの個々の客の仕事量の 平均がならば, が入力密度である. 標準的な待ち行列モデルでは,入力密度を窓口数で割ると利用率が得られる.