「マルコフ性」の版間の差分

提供: ORWiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
("マルコフ性" を保護しました。 [edit=sysop:move=sysop])
 
2行目: 2行目:
  
 
確率過程のある時点から将来の振舞いがしたがう確率法則が, 現在の状態のみに依存して過去の状態推移には無関係に決まる性質. 無記憶性ともいう. この性質をもった確率過程をマルコフ過程という. 待ち行列理論などにおいて, ポアソン到着や指数サービス, あるいはそれらを拡張した相型分布やマルコフ型到着過程を仮定することにより, システムがマルコフ性をもつようにできることが多く, このことを利用して解析が行われる.
 
確率過程のある時点から将来の振舞いがしたがう確率法則が, 現在の状態のみに依存して過去の状態推移には無関係に決まる性質. 無記憶性ともいう. この性質をもった確率過程をマルコフ過程という. 待ち行列理論などにおいて, ポアソン到着や指数サービス, あるいはそれらを拡張した相型分布やマルコフ型到着過程を仮定することにより, システムがマルコフ性をもつようにできることが多く, このことを利用して解析が行われる.
 +
 +
[[category:確率と確率過程|まるこふせい]]
 +
 +
[[category:待ち行列|まるこふせい]]

2008年11月13日 (木) 22:14時点における最新版

【まるこふせい (Markov property)】

確率過程のある時点から将来の振舞いがしたがう確率法則が, 現在の状態のみに依存して過去の状態推移には無関係に決まる性質. 無記憶性ともいう. この性質をもった確率過程をマルコフ過程という. 待ち行列理論などにおいて, ポアソン到着や指数サービス, あるいはそれらを拡張した相型分布やマルコフ型到着過程を仮定することにより, システムがマルコフ性をもつようにできることが多く, このことを利用して解析が行われる.