ヒープ

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【ひーぷ (heap)】

値(キー)をもつ要素の集合 $A$ が, 要素の追加, 削除により動的に変化するとする. $A$ に対し, $A$ を保持し, 最小値をもつ要素を見つける・最小値をもつ要素を削除する・新しい要素を追加する, という3種の機能をもつデータ構造をヒープという. 配列を使ったヒープはこれら3種の操作を1回あたり O$(\log |A|)$ 時間で実行し, またメモリ使用量も O$(|A|)$ である. ヒープは計算機に実装しても高速であり, コード化も容易なため, 実用的である.