「ダルメジ・メンデルゾーン分解」の版間の差分

提供: ORWiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
 
(他の1人の利用者による、間の1版が非表示)
2行目: 2行目:
  
 
ダルメジとメンデルゾーンによって提案された, 2部グラフの一意的な分解. 略して DM 分解と呼ばれる.最小被覆族の構造に基づいた分解であり, 与えられた2部グラフは, 半順序構造を有する部分グラフの族へと分解される.  DM 分解は, 連立1次方程式を解く際にも有用である. 係数行列から得られる2部グラフのDM分解に基づき, 係数行列をブロック三角化することにより, 計算時間を削減することができる.
 
ダルメジとメンデルゾーンによって提案された, 2部グラフの一意的な分解. 略して DM 分解と呼ばれる.最小被覆族の構造に基づいた分解であり, 与えられた2部グラフは, 半順序構造を有する部分グラフの族へと分解される.  DM 分解は, 連立1次方程式を解く際にも有用である. 係数行列から得られる2部グラフのDM分解に基づき, 係数行列をブロック三角化することにより, 計算時間を削減することができる.
 +
 +
[[Category:グラフ・ネットワーク|だるめじめんでるぞーんぶんかい]]

2008年11月12日 (水) 15:36時点における最新版

【だるめじめんでるぞーんぶんかい (Dulmage-Mendelsohn decomposition)】

ダルメジとメンデルゾーンによって提案された, 2部グラフの一意的な分解. 略して DM 分解と呼ばれる.最小被覆族の構造に基づいた分解であり, 与えられた2部グラフは, 半順序構造を有する部分グラフの族へと分解される. DM 分解は, 連立1次方程式を解く際にも有用である. 係数行列から得られる2部グラフのDM分解に基づき, 係数行列をブロック三角化することにより, 計算時間を削減することができる.