フラクタルブラウン運動

提供: ORWiki
2007年8月9日 (木) 01:08時点におけるTetsuyatominaga (トーク | 投稿記録)による版 (新しいページ: ''''【ふらくたるぶらうんうんどう (Fractal Brownian motion) 】'''  平均が<math>0</math>となるように値をずらせた確率過程<math>X(t)</math>が...')
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
ナビゲーションに移動 検索に移動

【ふらくたるぶらうんうんどう (Fractal Brownian motion) 】

 平均がとなるように値をずらせた確率過程がガウス過程,すなわち,任意の正の整数と任意のに対して,の結合分布が多次元正規分布に等しいとする.この確率過程は,共分散がを満たす定数に対して,

であるとき,ハースト定数をもつ自己相似過程となる.この自己相似過程を,ハースト定数をもつフラクタルブラウン運動と呼ぶ.特に,ならばブラウン運動に等しい.ならばが大きいほど強い正の相関をもち,ならば負の相関をもつ.