確率的シミュレーション

【かくりつてきしみゅれーしょん (stochastic simulation)】

確率的な変動を伴うシミュレーションのこと. 確率的な変動を発生させるためには擬似乱数が用いられる. 離散型シミュレーションでは, システム内を動き回る要素(顧客, 呼, ジョブ等)のシステムへの到着時間間隔, サービス(アクティビティ)時間,分岐確率等に確率的な変動を想定する場合が多い.乱数の出方によって結果が変化するので, 実験の計画と結果の統計的分析が重要となる.同じ計算量でよりよい精度の結果を得るための工夫に分散減少法がある.