AHP順位逆転現象問題
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【えいえいちぴーじゅんいぎゃくてんげんしょうもんだい (rank reversal problem in AHP)】
AHP によって複数の代替案を評価し, さらにそこへ新たな代替案が付加されたり, すでに存在する代替案が削除されることによって他の代替案の選好度合が変化し, 場合によっては選好順位が逆転してしまう現象をAHP順位逆転現象という. サーティ (T.L. Saaty) のAHPでは, すでに存在する代替案のコピーを追加しても逆転現象が起こり得るので, 現実の評価者の選好を表現するモデルとしては不合理なモデルといえる. ANPについても不合理な選好順位逆転現象が起こり得る.