ミーンリバージョン

【みーんりばーじょん (mean reversion)】

市場で売買される株価がその企業の基本価値(fundamental value)から一定の範囲を超えて乖離すると, 株価はやがてその基本価値の水準に戻る傾向のこと. 株価は短期には激しく変動しかつランダムウォークに見えるが, 5年ないし10年といった長期間の収益率の分散は相対的に小さくなる. しかも長期間の収益率には負の自己相関が存在することが多くの国の株式市場で報告されている. これはミーンリバージョンの存在を実証的に示している.