フィボナッチヒープ

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【ふぃぼなっちひーぷ (Fibonacci heap)】

$F$ ヒープとも呼ばれる. 最小値をもつ要素の取り出しと, 要素の値の減少を高速化したヒープ. 1回の操作は最悪で O$(n)$ となりうるが, $n$ 回の挿入, $m$ 回の最小値の取り出し, $k$ 回の値の減少を行う合計の計算時間が O$(n+m+k\log n)$ となる. 最短路問題のアルゴリズムの1つはこのヒープを使用している. 複雑な操作を行うので, 実用的な大きさの $n$ に対しては計算時間が大きく, 実際には通常のヒープが多く使われている.