投票のパラドックス
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【とうひょうのぱらどっくす (voting paradox)】
2つ以上の選択肢の中から1つを選ぶ場合, 多数決ルールを適用するときに生じる循環現象. 例えば投票者A, B, Cが選択肢X, Y, Zを選好する場合, AはX, Y, Zの順, BはY, Z, Xの順, そしてCはZ, X, Yの順に選好順序を有していると, 多数決ルールによれば, XはYに2対1で勝ち, YはZに2対1で勝ち, そしてZはXにやはり2対1で勝つという循環現象が起こる. このような現象をコンドルセの投票のパラドックスともいう.