天候デリバティブ

【 てんこうでりばてぃぶ (weather derivatives) 】

気温・降雨・風量などの気象条件によって収益を左右される 企業の気象リスクをヘッジするために， 金融工学的手法に基づいて1997年にアメリカのエネルギー会社で 考え出された金融派生商品の一種． 損害の程度によって支払額が変動する従来の保険と異なり， 事前に取り決めた気象条件にのみ依存する指標値が， ある値を超えると自動的に支払いが発生するため， 事前のリスク計量化が可能になる． 価格付けにはまだ決まった手法がない．