逐次均衡

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【ちくじきんこう (sequential equilibrium)】

展開形ゲームにおけるゼルテン(R. Selten)の完全均衡をベイジアン意思決定理論の立場から再定式化した均衡概念で, 1982年にクレプス(D. Kreps)とウィルソン(R. Wilson)によって提示された. 逐次均衡は, 過去のプレイの進行に関してプレイヤーがもつ主観的予想と将来の手番における均衡行動を所与とするときに, プレイヤーの期待利得を最大化する行動を導く. 動的計画問題における最適性原理を展開形ゲームに一般化した均衡概念である.