【とうにゅうけいすう (input coefficient)】
産業連関分析において, j {\displaystyle j\,} 産業の生産額を X j {\displaystyle X_{j}\,} , i {\displaystyle i\,} 産業から j {\displaystyle j\,} 産業への原材料投入額を X i , j {\displaystyle X_{i,j}\,} とし, a i , j = X i , j / X j {\displaystyle a_{i,j}=X_{i,j}/X_{j}\,} とおくと, この値は産業 j {\displaystyle j\,} の生産1単位に必要な i {\displaystyle i\,} 産業からの投入の原単位を意味している. これを投入係数と呼ぶ. 全産業に対応する n × n {\displaystyle {n}\times {n}\,} 行列 A = ( a i , j ) {\displaystyle A=(a_{i,j})\,} を投入係数表と呼ぶ. 投入係数表は, 産業の生産技術構造を表現している. 投入係数表を利用すると与えられた最終需要や輸入から各産業の生産額を求めることができる.