【ぐらふ (graph)】
グラフは, 点の集合 V {\displaystyle V\,} , 枝の集合 A {\displaystyle A\,} および各枝 a ∈ A {\displaystyle a\in A\,} の始点と終点を指定する2つの写像 ∂ + : A → V {\displaystyle \partial ^{+}:A\to V\,} と ∂ − : A → V {\displaystyle \partial ^{-}:A\to V\,} からなる複合概念であり, グラフ G = ( V , A ; ∂ + , ∂ − ) {\displaystyle G=(V,A;\partial ^{+},\partial ^{-})\,} (あるいは ( V , A ) {\displaystyle (V,A)\,} )のように記される. グラフは平面上に, 点を丸で, 枝を矢線で描き, 幾何学的に表現される. 枝 a {\displaystyle a\,} の矢線の始点が ∂ + a {\displaystyle \partial ^{+}a\,} を, 終点が ∂ − a {\displaystyle \partial ^{-}a\,} を表す. 枝の方向を考慮する場合を有向グラフ, 考慮しない場合を無向グラフと呼び区別する.