「ポアソン過程」の版間の差分

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【ぽあそんかてい (Poisson process)】
 
【ぽあそんかてい (Poisson process)】
  
$\Lambda(t)$ を連続な非減少実数値関数とする. 計数過程 $\{N(t)\}$ が平均測度 $\{\Lambda(t)\}$ をもつ
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<math>\Lambda(t)\,</math> を連続な非減少実数値関数とする. 計数過程 <math>\{N(t)\}\,</math> が平均測度 <math>\{\Lambda(t)\}\,</math> をもつ
(非定常)ポアソン過程であるとは次を満たすことである.  
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(非定常)ポアソン過程であるとは次を満たすことである. <br>
\vspace{-0.6zw}\begin{enumerate}\item[(1)] $\{N(t)\}$ は独立増分をもつ.  
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\item[(2)] $u < v$ に対し $N(v) - N(u)$ は平均 $\Lambda(v) - \Lambda(u)$のポアソン分布にしたがう.  
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 (1) <math>\{N(t)\}\,</math> は独立増分をもつ. <br>
\end{enumerate}\vspace{-0.6zw}$\Lambda(t)$ が微分可能なときは $\lambda(t)=\Lambda'(t)$ $\{N(t)\}$ の強度となる.  特に, $\lambda(t)$ が定数のときは定常ポアソン過程である.
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 (2) <math>u < v\,</math> に対し <math>N(v) - N(u)\,</math> は平均 <math>\Lambda(v) - \Lambda(u)\,</math>のポアソン分布にしたがう.  
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<math>\Lambda(t)\,</math> が微分可能なときは <math>\lambda(t)=\Lambda'(t)\,</math> <math>\{N(t)\}\,</math> の強度となる.  特に, <math>\lambda(t)\,</math> が定数のときは定常ポアソン過程である.

2007年7月14日 (土) 14:16時点における版

【ぽあそんかてい (Poisson process)】

を連続な非減少実数値関数とする. 計数過程 が平均測度 をもつ (非定常)ポアソン過程であるとは次を満たすことである.

 (1) は独立増分をもつ.
 (2) に対し は平均 のポアソン分布にしたがう.

が微分可能なときは の強度となる. 特に, が定数のときは定常ポアソン過程である.