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CAPMと同じく資産市場での価格決定理論の1つである. CAPMが投資家の効用関数に基づく市場均衡理論であるのに対し, APTは費用なしに確実に利益を得る機会(裁定機会)の非存在のみを前提とする価格決定モデルである. APTによれば, 資産の収益率生成過程がファクター・モデルにしたがうならば, 資産価格はファクターに係る係数ベクトルの1次結合で表せる. APTではファクターが複数でもよく, また効用関数を前提としない点でCAPMの拡張とみなせる. | CAPMと同じく資産市場での価格決定理論の1つである. CAPMが投資家の効用関数に基づく市場均衡理論であるのに対し, APTは費用なしに確実に利益を得る機会(裁定機会)の非存在のみを前提とする価格決定モデルである. APTによれば, 資産の収益率生成過程がファクター・モデルにしたがうならば, 資産価格はファクターに係る係数ベクトルの1次結合で表せる. APTではファクターが複数でもよく, また効用関数を前提としない点でCAPMの拡張とみなせる. | ||
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2008年11月5日 (水) 16:24時点における最新版
【えいぴーてぃー (APT (arbitrage pricing theory))】
CAPMと同じく資産市場での価格決定理論の1つである. CAPMが投資家の効用関数に基づく市場均衡理論であるのに対し, APTは費用なしに確実に利益を得る機会(裁定機会)の非存在のみを前提とする価格決定モデルである. APTによれば, 資産の収益率生成過程がファクター・モデルにしたがうならば, 資産価格はファクターに係る係数ベクトルの1次結合で表せる. APTではファクターが複数でもよく, また効用関数を前提としない点でCAPMの拡張とみなせる.