「譲渡可能効用」の版間の差分

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貨幣のように任意に分割可能な効用の媒介物が存在し, その媒介物を個人間で譲渡した場合, 譲渡した者の効用減少分と譲渡された者の効用増加分が常に一致するとき, 譲渡可能効用が存在するという.譲渡可能効用が存在するためには, 各個人の効用関数がこの媒介物に関して線形であることが必要である. 譲渡可能効用のあるゲームでは, 貨幣などの媒介物の授受による利得の調整が可能になる. これを別払いという.
 
貨幣のように任意に分割可能な効用の媒介物が存在し, その媒介物を個人間で譲渡した場合, 譲渡した者の効用減少分と譲渡された者の効用増加分が常に一致するとき, 譲渡可能効用が存在するという.譲渡可能効用が存在するためには, 各個人の効用関数がこの媒介物に関して線形であることが必要である. 譲渡可能効用のあるゲームでは, 貨幣などの媒介物の授受による利得の調整が可能になる. これを別払いという.
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[[category:ゲーム理論|じょうとかのうこうよう]]

2008年11月9日 (日) 18:58時点における最新版

【じょうとかのうこうよう (transferable utility)】

貨幣のように任意に分割可能な効用の媒介物が存在し, その媒介物を個人間で譲渡した場合, 譲渡した者の効用減少分と譲渡された者の効用増加分が常に一致するとき, 譲渡可能効用が存在するという.譲渡可能効用が存在するためには, 各個人の効用関数がこの媒介物に関して線形であることが必要である. 譲渡可能効用のあるゲームでは, 貨幣などの媒介物の授受による利得の調整が可能になる. これを別払いという.