「2人交渉問題」の版間の差分
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協力実現可能集合 <math>S\subseteq R^{2}\,</math>と基準点 <math>d\in S\,</math> の組 <math>(S,d)\,</math> による2人交渉ゲームの記述. 集合 <math>S\,</math> は2人の協力により実現可能な利得ベクトルの集合で,妥結点の候補を示す. 点 <math>d\,</math> は交渉決裂時の2人の利得を表す. 各プレイヤーに基準点以上の利得を与える集合 <math>S\,</math> の部分を交渉領域という.各プレイヤーが交渉領域で獲得できる最大利得の組は理想点という. 所与の交渉問題に妥結点を与える関数を交渉解といい, ナッシュ解, カライ・スモルディンスキー解, 均等解等がある. | 協力実現可能集合 <math>S\subseteq R^{2}\,</math>と基準点 <math>d\in S\,</math> の組 <math>(S,d)\,</math> による2人交渉ゲームの記述. 集合 <math>S\,</math> は2人の協力により実現可能な利得ベクトルの集合で,妥結点の候補を示す. 点 <math>d\,</math> は交渉決裂時の2人の利得を表す. 各プレイヤーに基準点以上の利得を与える集合 <math>S\,</math> の部分を交渉領域という.各プレイヤーが交渉領域で獲得できる最大利得の組は理想点という. 所与の交渉問題に妥結点を与える関数を交渉解といい, ナッシュ解, カライ・スモルディンスキー解, 均等解等がある. | ||
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2008年11月5日 (水) 16:16時点における最新版
【ににんこうしょうもんだい (two-person bargaining problem)】
協力実現可能集合 と基準点 の組 による2人交渉ゲームの記述. 集合 は2人の協力により実現可能な利得ベクトルの集合で,妥結点の候補を示す. 点 は交渉決裂時の2人の利得を表す. 各プレイヤーに基準点以上の利得を与える集合 の部分を交渉領域という.各プレイヤーが交渉領域で獲得できる最大利得の組は理想点という. 所与の交渉問題に妥結点を与える関数を交渉解といい, ナッシュ解, カライ・スモルディンスキー解, 均等解等がある.