「有限呼源待ち行列」の版間の差分

提供: ORWiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
1行目: 1行目:
【ゆうげんこげんまちぎょうれつ (finite source queue)】
+
'''【ゆうげんこげんまちぎょうれつ (finite source queue)】'''
  
 
呼源の数あるいは入力源の数が有限の待ち行列モデルであり, 電話交換や機械修理によく見られるモデルである. ケンドールの記号を拡張して, 呼源数が<math>m</math>のとき<math>\mbox{A}(m)/\mbox{B}/c</math>と記述される. 各呼源は要求を発生するまでの空き状態, 系内における待ち合わせ状態, およびサービス中の状態を順番に繰り返す. 電話交換では, 交換機に接続される入回線数が比較的少ないとき, 接続要求は個々の入回線から指数分布間隔で発生するモデルで近似される.
 
呼源の数あるいは入力源の数が有限の待ち行列モデルであり, 電話交換や機械修理によく見られるモデルである. ケンドールの記号を拡張して, 呼源数が<math>m</math>のとき<math>\mbox{A}(m)/\mbox{B}/c</math>と記述される. 各呼源は要求を発生するまでの空き状態, 系内における待ち合わせ状態, およびサービス中の状態を順番に繰り返す. 電話交換では, 交換機に接続される入回線数が比較的少ないとき, 接続要求は個々の入回線から指数分布間隔で発生するモデルで近似される.

2007年7月16日 (月) 17:55時点における版

【ゆうげんこげんまちぎょうれつ (finite source queue)】

呼源の数あるいは入力源の数が有限の待ち行列モデルであり, 電話交換や機械修理によく見られるモデルである. ケンドールの記号を拡張して, 呼源数がのときと記述される. 各呼源は要求を発生するまでの空き状態, 系内における待ち合わせ状態, およびサービス中の状態を順番に繰り返す. 電話交換では, 交換機に接続される入回線数が比較的少ないとき, 接続要求は個々の入回線から指数分布間隔で発生するモデルで近似される.