「共通マトロイド問題」の版間の差分

提供: ORWiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
(新しいページ: ''''【きょうつうまとろいどもんだい (matroid intersection problem)】''' マトロイド ${\bf M}^+=(N,{\cal I}^+)$ と ${\bf M}^-=(N,{\cal I}^-)$ における共...')
 
1行目: 1行目:
 
'''【きょうつうまとろいどもんだい (matroid intersection problem)】'''
 
'''【きょうつうまとろいどもんだい (matroid intersection problem)】'''
  
マトロイド ${\bf M}^+=(N,{\cal I}^+)$ と ${\bf M}^-=(N,{\cal I}^-)$ における共通独立集合のうちで, 要素数最大のものを求める問題を共通マトロイド問題という. この問題の最適値は, ${\bf M}^+$ の階数関数 $\rho^+$ と ${\bf M}^-$ の階数関数 $\rho^-$ とを用いたエドモンズ(J. Edmonds)の最大最小定理
 
  
\[
+
マトロイド <math>\mathbf{M}^+=(N,\mathcal{I}^+) \,</math> と <math>\mathbf{M}^-=(N,\mathcal{I}^-) \,</math> における共通独立集合のうちで, 要素数最大のものを求める問題を共通マトロイド問題という. この問題の最適値は, <math>\mathbf{M}^+ \,</math> の階数関数 <math>\rho^+ \,</math> と <math>\mathbf{M}^- \,</math> の階数関数 <math>\rho^- \,</math> とを用いたエドモンズ(J. Edmonds)の最大最小定理
 +
 
 +
<math>
 
\begin{array}{l}
 
\begin{array}{l}
  \max\{|I|\mid I\in{\cal I}^+\cap{\cal I}^-\}= \\
+
  \max\{|I|\mid I\in \mathcal{I}^+\cap \mathcal{I}^-\}= \\
\hspace*{5mm} \min\{\rho^+(X)+\rho^-(N\backslash X)\mid X\subseteq N\}
+
\ \ \  \min\{\rho^+(X)+\rho^-(N\backslash X)\mid X\subseteq N\}
 
\end{array}
 
\end{array}
\]
+
\,</math>
  
 
によって特徴付けられる.
 
によって特徴付けられる.

2007年7月12日 (木) 00:23時点における版

【きょうつうまとろいどもんだい (matroid intersection problem)】


マトロイド における共通独立集合のうちで, 要素数最大のものを求める問題を共通マトロイド問題という. この問題の最適値は, の階数関数 の階数関数 とを用いたエドモンズ(J. Edmonds)の最大最小定理

によって特徴付けられる.