「スラック基準効率値」の版間の差分

提供: ORWiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
 
(2人の利用者による、間の2版が非表示)
3行目: 3行目:
 
加法モデルにおける入力スラック(余剰分)と出力スラック(不足分)を用いて計算した効率値のことである. 刀根(1999)は次の尺度を提唱している.  
 
加法モデルにおける入力スラック(余剰分)と出力スラック(不足分)を用いて計算した効率値のことである. 刀根(1999)は次の尺度を提唱している.  
  
 +
 +
<center>
 
<math>
 
<math>
 
  \left.\left(1-\frac{1}{m}\sum_{i=1}^m \frac{s_{xi}^*}{X_{ij}}\right) \right/
 
  \left.\left(1-\frac{1}{m}\sum_{i=1}^m \frac{s_{xi}^*}{X_{ij}}\right) \right/
 
\left(1+\frac{1}{k}\sum_{r=1}^k \frac{s_{yr}^*}{Y_{rj}}\right)
 
\left(1+\frac{1}{k}\sum_{r=1}^k \frac{s_{yr}^*}{Y_{rj}}\right)
 
\,</math>
 
\,</math>
 +
</center>
 +
  
 
ここで, <math>X_{ij}\,</math>は DMU <math>j\,</math> の入力 <math>i\,</math> の値, <math>Y_{rj}\,</math>は出力 <math>r\,</math> の値, <math>s_{xi}^*\,</math>,<math>s_{yr}^*\,</math> をそれぞれ加法モデルを解いたときに得られる入力スラック, 出力スラックとする.
 
ここで, <math>X_{ij}\,</math>は DMU <math>j\,</math> の入力 <math>i\,</math> の値, <math>Y_{rj}\,</math>は出力 <math>r\,</math> の値, <math>s_{xi}^*\,</math>,<math>s_{yr}^*\,</math> をそれぞれ加法モデルを解いたときに得られる入力スラック, 出力スラックとする.
 +
 +
[[category:DEA(包絡分析法)|すらっくきじゅんこうりつち]]

2008年11月10日 (月) 07:20時点における最新版

【すらっくきじゅんこうりつち (slacks-based measure of efficiency)】

加法モデルにおける入力スラック(余剰分)と出力スラック(不足分)を用いて計算した効率値のことである. 刀根(1999)は次の尺度を提唱している.



ここで, は DMU の入力 の値, は出力 の値, , をそれぞれ加法モデルを解いたときに得られる入力スラック, 出力スラックとする.