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'''【だいなまいぜーしょん (dynamization)】'''
 
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与えられた対象物の集合$S$に対して, 質問$Q$が与えられたとき, $Q$とある種の条件を満たす$S$の要素を列挙する問題は探索問題と呼ばれている. 同一の台集合$S$に対して, 問い合わせが繰り返し行われることも多いので, 台集合に前処理を施して問い合わせに高速に応答できるようにデータ構造で表現する. ここで, 台集合が挿入や削除によって更新される場合には, データ構造の方も動的に変化させなければならない. このための技術をダイナマイゼーションという.
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与えられた対象物の集合<math>S \,</math>に対して, 質問<math>Q \,</math>が与えられたとき, <math>Q \,</math>とある種の条件を満たす<math>S \,</math>の要素を列挙する問題は探索問題と呼ばれている. 同一の台集合<math>S \,</math>に対して, 問い合わせが繰り返し行われることも多いので, 台集合に前処理を施して問い合わせに高速に応答できるようにデータ構造で表現する. ここで, 台集合が挿入や削除によって更新される場合には, データ構造の方も動的に変化させなければならない. このための技術をダイナマイゼーションという.
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[[Category:計算幾何|だいなまいぜーしょん]]

2008年11月12日 (水) 13:11時点における最新版

【だいなまいぜーしょん (dynamization)】

与えられた対象物の集合に対して, 質問が与えられたとき, とある種の条件を満たすの要素を列挙する問題は探索問題と呼ばれている. 同一の台集合に対して, 問い合わせが繰り返し行われることも多いので, 台集合に前処理を施して問い合わせに高速に応答できるようにデータ構造で表現する. ここで, 台集合が挿入や削除によって更新される場合には, データ構造の方も動的に変化させなければならない. このための技術をダイナマイゼーションという.