「凸関数」の版間の差分

提供: ORWiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
(新しいページ: '【とつかんすう (convex function)】 空間 ${\bf R}^n$ 上で定義された拡張実数値関数 $f : {\bf R}^n \to [-\infty,+\infty]$ で, そのエピグラフ$\mbox...')
 
 
(3人の利用者による、間の3版が非表示)
1行目: 1行目:
【とつかんすう (convex function)】
+
'''【とつかんすう (convex function)】'''
  
空間 ${\bf R}^n$ 上で定義された拡張実数値関数 $f : {\bf R}^n \to [-\infty,+\infty]$ で, そのエピグラフ$\mbox{epi}\, f := \{ (x,\mu) \in {\bf R}^{n+1} \, | \,f(x) \le \mu \}$ が凸集合であるようなもの. 特に, $f(x) = -\infty$ となる点 $x$ が存在せず, さらに恒等的に $f(x) \equiv +\infty$ ではないようなものを真凸関数という. 真凸関数は様々の好ましい性質をもち, 最適化問題に現れる最も基本的な関数のクラスを構成する. 凸関数に関しては, 凸解析と呼ばれる美しい理論体系が整備されている.
+
空間 <math>{\mathbf R}^n\,</math> 上で定義された拡張実数値関数 <math>f : {\mathbf R}^n \to [-\infty,+\infty]\,</math> で, そのエピグラフ<math>\mbox{epi}\, f := \{ (x,\mu) \in {\mathbf R}^{n+1} \, | \,f(x) \le \mu \}\,</math> が凸集合であるようなもの. 特に, <math>f(x) = -\infty\,</math> となる点 <math>x\,</math> が存在せず, さらに恒等的に <math>f(x) \equiv +\infty\,</math> ではないようなものを真凸関数という. 真凸関数は様々の好ましい性質をもち, 最適化問題に現れる最も基本的な関数のクラスを構成する. 凸関数に関しては, 凸解析と呼ばれる美しい理論体系が整備されている.
 +
 
 +
[[Category:非線形計画|とつかんすう]]

2008年11月13日 (木) 13:01時点における最新版

【とつかんすう (convex function)】

空間 上で定義された拡張実数値関数 で, そのエピグラフ が凸集合であるようなもの. 特に, となる点 が存在せず, さらに恒等的に ではないようなものを真凸関数という. 真凸関数は様々の好ましい性質をもち, 最適化問題に現れる最も基本的な関数のクラスを構成する. 凸関数に関しては, 凸解析と呼ばれる美しい理論体系が整備されている.