「整合度 (AHP一対比較の)」の版間の差分

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'''【せいごうど (consistency index (C. I. ))】'''
 
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人間の行う一対比較には整合性がないことがある.3つの要素の間で選好の推移性がなかったり,要素AをBおよびCに対して比べた判断と,BとCを比べたときの判断が大きく違ったりする.完全に整合性があると一対比較行列の最大固有値が要素の数に一致する($\lambda_{\max}=n$)ので,そのずれを $n$ の大きさによらぬようにした$(\lambda_{\max}-n)/(n-1)$ と整合度とする.これが$0.1$を越えると整合性が欠けているので再検討すべきとされている.
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人間の行う一対比較には整合性がないことがある.3つの要素の間で選好の推移性がなかったり,要素AをBおよびCに対して比べた判断と,BとCを比べたときの判断が大きく違ったりする.完全に整合性があると一対比較行列の最大固有値が要素の数に一致する(<math>\lambda_{\max}=n\,</math>)ので,そのずれを <math>n\,</math> の大きさによらぬようにした<math>(\lambda_{\max}-n)/(n-1)\,</math> と整合度とする.これが<math>0.1\,</math>を越えると整合性が欠けているので再検討すべきとされている.

2007年7月20日 (金) 11:28時点における最新版

【せいごうど (consistency index (C. I. ))】

人間の行う一対比較には整合性がないことがある.3つの要素の間で選好の推移性がなかったり,要素AをBおよびCに対して比べた判断と,BとCを比べたときの判断が大きく違ったりする.完全に整合性があると一対比較行列の最大固有値が要素の数に一致する()ので,そのずれを の大きさによらぬようにした と整合度とする.これがを越えると整合性が欠けているので再検討すべきとされている.