「三角速度分布」の版間の差分

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'''【さんかくそくどぶんぷ (triangular distribution of velocity)】'''
 
'''【さんかくそくどぶんぷ (triangular distribution of velocity)】'''
  
目標物の最大速度\( u_0\)に対し, 次式の確率密度関数をもつ速度分布のこと.  
+
目標物の最大速度 <math>(u_0) \,</math>に対し, 次式の確率密度関数をもつ速度分布のこと.  
  
\[
 
f(u)= \left\{
 
\begin{array}{cc}
 
2 u / u_0^2 , & ~0 \leq u \leq u_0 ~のとき, \\
 
0, & ~ それ以外のとき.
 
\end{array}
 
\right.
 
\]
 
  
2次元平面上の1点から全周に一様分布で針路を選び直進する目標物が, この分布により速度を選択すれば,  
+
<center>
\( t\)時間後の目標存在確率密度は半径 \( u_0 t \) の円上で一様分布になる.
+
<table><tr>
 +
<td rowspan="2">
 +
<math>f(u)= \Biggl\{ \Bigr. \,</math>
 +
</td>
 +
<td>
 +
<math> 2 u / u_0^2 , \,</math></td><td><math> ~0 \leq u \leq u_0 \,</math> のとき,</td>
 +
</tr>
 +
<tr>
 +
<td><math> 0, \,</math></td><td>それ以外のとき. </td>
 +
</tr>
 +
</table>
 +
</center>
 +
 
 +
 
 +
2次元平面上の1点から全周に一様分布で針路を選び直進する目標物が, この分布により速度を選択すれば, <math>(t) \, </math>時間後の目標存在確率密度は半径 <math>( u_0 t ) \, </math> の円上で一様分布になる.  <math>( t ) \,</math>時間後の目標存在確率密度は半径 <math>( u_0 t ) \,</math> の円上で一様分布になる.
 +
 
 +
[[category:探索理論|さんかくそくどぶんぷ]]

2008年11月9日 (日) 18:05時点における最新版

【さんかくそくどぶんぷ (triangular distribution of velocity)】

目標物の最大速度 に対し, 次式の確率密度関数をもつ速度分布のこと.


のとき,
それ以外のとき.


2次元平面上の1点から全周に一様分布で針路を選び直進する目標物が, この分布により速度を選択すれば, 時間後の目標存在確率密度は半径 の円上で一様分布になる. 時間後の目標存在確率密度は半径 の円上で一様分布になる.