「準出生死滅過程」の版間の差分

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'''【 じゅんしゅっせいしめつかてい (quasi birth-and-death process) 】'''
  
非負の値を取る変数 <math>L(t)\,</math> と有限個の値をとる変数 <math>S(t)\,</math> の組からなる2変数連続時間マルコフ連鎖 <math>(L(t), S(t))\,</math> において,一回の推移で <math>L(t)\,</math> の値が高々一つしか変化しないもの.通常,<math>i\geq 2\,</math> に対して状態 (<math>i,m\,</math>) から状態 (<math>i+1,n\,</math>) への推移率ならびに状態 (<math>i,m\,</math>) から状態 (<math>i-1,n\,</math>) への推移率は <math>i\,</math> の値に依存しない.
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非負の値を取る変数<math>L(t)\,</math>
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有限個の値をとる変数<math>S(t)\,</math>の組からなる
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2変数連続時間マルコフ連鎖<math>(L(t), S(t))\,</math>において,
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一回の推移で<math>L(t)\,</math>の値が高々1つしか変化しないもの.
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通常,
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<math>i\geq 2\,</math>に対して状態(<math>i,m\,</math>)から
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状態(<math>i+1,n\,</math>)への推移率
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ならびに状態(<math>i,m\,</math>)から状態(<math>i-1,n\,</math>)への
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推移率は<math>i\,</math>の値に依存しない.

2007年9月18日 (火) 22:58時点における版

【 じゅんしゅっせいしめつかてい (quasi birth-and-death process) 】

非負の値を取る変数と 有限個の値をとる変数の組からなる 2変数連続時間マルコフ連鎖において, 一回の推移での値が高々1つしか変化しないもの. 通常, に対して状態()から 状態()への推移率 ならびに状態()から状態()への 推移率はの値に依存しない.