「自己相似過程」の版間の差分
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2007年8月9日 (木) 10:37時点における版
【じこそうじかてい (self similar process) 】
有限次元実ベクトル値確率過程$\{Z(t); t \ge 0\}$が,ある$H > 0$と任意の正の数$a$に対して,
を満たすならば,自己相似過程(self similar process)であるという.ここに,は分布が等しいことを表す.また,このをハースト定数(Hurst parameter)と呼ぶ.例えば,ブラウン運動はの自己相似過程である.一般に,が定常過程ならば,を
により定義すれば,はをハースト定数とする自己相似過程である.これからわかるように,が大きいほど自己相似過程のバラツキは大きくなる.特に,ならば,の分散は発散する.