「バークの定理」の版間の差分

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'''【ばーくのていり (Burke's theorem)】'''
 
'''【ばーくのていり (Burke's theorem)】'''
  
安定なM/M/<math>c\,</math>待ち行列システムの定常状態退去過程はサービス率に依存することなく, 到着率と同じパラメータを有するポアソン過程となるという定理. バークはさらに, 窓口が1つで指数分布にしたがうサービスを行うノードからなる直列型ネットワークにポアソン到着があるとき, 到着時点に関して定常な分布のもとでは1人の客の各窓口での滞在時間は互いに独立であることも示している.
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窓口が1つで指数分布に従うサービスを行うノードからなる直列型ネットワークにポアソン到着があるとき,到着時点に関して定常な分布のもとでは一人の客の各窓口での滞在時間は互いに独立であることを示す.これは,一人の客が他の客に追い越されることがない(overtake free)という性質が本質的であり,この影響がない最初と最後の窓口では窓口数が複数の場合でも成り立つ.また,最後の窓口のサービス時間分布は任意でよい.

2007年8月8日 (水) 17:13時点における版

【ばーくのていり (Burke's theorem)】

窓口が1つで指数分布に従うサービスを行うノードからなる直列型ネットワークにポアソン到着があるとき,到着時点に関して定常な分布のもとでは一人の客の各窓口での滞在時間は互いに独立であることを示す.これは,一人の客が他の客に追い越されることがない(overtake free)という性質が本質的であり,この影響がない最初と最後の窓口では窓口数が複数の場合でも成り立つ.また,最後の窓口のサービス時間分布は任意でよい.