「ケンドールの記号」の版間の差分

提供: ORWiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
1行目: 1行目:
'''【けんどーる, でいびっど・G (Kendall, David G.) 】'''
+
'''【けんどーるのきごう (Kendall's notation) 】'''
  
待ち行列モデルを分類するために, ケンドールの記号と呼ばれる, 到着過程 / サービス時間分布 / 窓口数で表示する記号を導入したことで有名である. また, M/G/1モデルなど任意時刻の系内人数がマルコフ過程とはならないモデルに対し, パーム (C. Palm) による再生点(regeneration point)の概念に基づいて, 隠れマルコフ連鎖(imbedded Markov chain)法を考案し, M/G/1モデルやGI/M/<math>c \,</math>モデルなどの解析に適用した(1918-- ).
+
待ち行列モデルを簡便に表現するための記法で, 通常, A/B/<math>c</math>/<math>N</math> という形をもつ. ここでAは到着間隔分布, Bはサービス時間分布, <math>c</math> は窓口の数, <math>N</math> は窓口と待合室の容量の和を表す. A, Bとしては, 指数分布M, 一定分布D, アーラン分布 <math>\mbox{E}_k</math> , 相型分布PHなどが用いられる.

2007年7月19日 (木) 12:08時点における版

【けんどーるのきごう (Kendall's notation) 】

待ち行列モデルを簡便に表現するための記法で, 通常, A/B// という形をもつ. ここでAは到着間隔分布, Bはサービス時間分布, は窓口の数, は窓口と待合室の容量の和を表す. A, Bとしては, 指数分布M, 一定分布D, アーラン分布 , 相型分布PHなどが用いられる.